ダブルカラー(Wカラー)情報

Wカラー(ダブルカラー)について
カラー+カラーやブリーチ&カラーのように2度するヘアカラーです。ご希望の色味が退色を利用できる場合は、一度のカラーでも出来るともいえます。インスタやWEBで『ブリーチしないでも〜カラー』のような記事ありますね。求めるカラーに対し退色が利用できる場合によくある表現です。
- 一度のヘアカラーでは茶味系の各種色味になります。茶味を少なくした色味のときに必要になります。
- Wカラーは、トーンの安定に有効
一度のカラーで茶味を感じにくい色味にできる剤もでてきています。このタイプの剤は色素が濃いので、茶味を感じにくい色味になります。ただ、暗めになることが多い。また、ご来店時の髪色の影響を強くうけます。実際、コントロールするのが大変!『はまれ』ばいいのですが。Wカラーは、こういったことを回避するテクニックとしても有効です。
インスタ等の画像は『出来た色が使える』場合、それに合うネーミングをつけて載せればよいです。しかし、サロンワークではお客様のご希望に叶うようにすることが必要です。いい方を変えれば、プロモーションの仕事とサロンワークは違うということです。色素が濃い剤をいきなり使うよりWカラーの方がコントロールしやすいと考えています。
ダブルカラーを解説
下記は、レベルスケールです。*レベルとは明るさだけの基準です。トーンとは色味とその明るさです。
- 3〜6程度が自毛か暗めのカラーの明るさです。
- 7〜13程度が一般的なヘアカラー各種の明るさです。
- 14〜18(20レベルまである)がブリーチカラーです。
3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18~
Wカラーの一部をご紹介
ブルーブラック・ネイビーなど
ブブでは8レベル〜12レベルにした後のWカラーとなります。ブリーチは必要ありません。8〜12レベルというのは、一般的なカラーでアプローチするレベルです。ですので、退色後もブリーチレベルの明るさにはなりません。
5レベル程度になりますが、透き通り感と色味で光の種類では1〜2レベル明るく見えます。(蛍光灯下では暗く見えます)。ブルーブラックには、レベル3以下もあります。
暗くなりすぎないグレーがかるアッシュ
やや茶味を帯びたアッシュです。が、オレンジを感じさせなくグレー系アッシュです。11レベルの明るさになります。13レベルのカラー後、(あるいは退色の利用)2回目のカラー(カラー&カラーのWカラー)します。退色を利用できれば、一度のカラーでできます。これがサイトによくある『Wカラーしなくてもやブリーチしなくても』になるのです。
ワンプロセスカラーで、茶味を感じにくい色味にするには条件が必要です。特に、アッシュなどの寒色は!
条件関係なく茶味を感じさせなくすると、かなり暗くなると思います。
オークルスキンには適度に茶味があるほうが顔が綺麗に見える!・・とも思います。テレビタレントでも、トレンドがあるわりに完全なグレーアッシュなどの人少ない!雑誌モデルもプロモ画像以外、すくない!・・・と思うのですが、どうでしょう。
ですので、コンサバ(綺麗なお姉さん系)には、シングルカラー枠で赤味を消す!というのが良いかと思います。
色味保持に、シュワルツコフ製グッバイイエローをおすすめします。
グレー
16レベルのブリーチ後のWカラーになります。9レベル〜13レベル程度のグレー系アッシュに向いています。カラー履歴による取り『取り切れない色素沈着(トーンシュールトーン)』の影響を受けやすいカラーです。髪の色素沈着はよくある現象です。『髪が染まっていること』と『色素沈着』は別です。スキンのシミのようなものと思ってください。取り切れない色素は、いつまでも残ります。後のカラーに影響します。
ヘアカラーは『出来ることのルール』があります。
退色対策としては、1回目のシャンプーからシュワルツコフ製グッバイイエローをおすすめいたします。
ブルーバイオレット
13レベルにした後、Wカラーします。色味の特性で、7〜8レベルに見えます。光の種類によって透き通り感と明るさが1〜2レベル明るくみえます
ダブルカラーの効果
Wカラーは、カジュアルなカラーを求める場合に多いです。ですが、画像のようなお姉さん風わくにての『綺麗な色』『綺麗なアッシュ』にも有効。
ブリーチ&カラーは、今後も必要な技術です。ですが、カラー&カラーのWカラーは、上記例のようなカジュアルを除いて必要ないかも!!と思っています。シングカラー(カラー&カラーのWカラーより)のスキルUPに心がける方が良いと考えています。