SNS動画のヘアカラーとリアルの違い|彦根美容室BUBUの視点
SNSやInstagram動画のヘアカラーと、リアルのサロンワークは何が違うのか?
SNSや動画配信プラットフォームで流れてくる美しいヘアカラーの映像は、日々のサロンワークの現実とは大きく異なるケースが少なくありません。美容室BUBU(ブブ)が考える、動画演出の裏側と毛髪科学の真実について解説します。
📱 SNS動画の「仕込み」と、毛髪に残る残留ティントの現実
▼ タップで開く
理想のカラーを表現するための条件とモデル選び
ヘアカラーは「求めるカラー」を実現するために、髪のベースとなる条件が不可欠です。ブリーチをしても毛髪内部には必ず「残留ティント(取りきれない染料)」が残ります。通常のカラーであればブリーチほど明るくならないため、内部の染料が見えないだけにすぎません。
SNS映えする意図通りの色彩を表現しやすい髪質のモデルが選ばれている時点で、実際の一般営業とは条件が大きく異なっています。また、特殊な照明やシャンプー台での過度なツヤ出し演出などもその一例です。
🎨 同じ薬剤を使用しても結果が変わる理由と「事前ベース作り」の隠された工程
▼ タップで開く
映えない結果はアップされないという事実
動画と同じ薬剤を使えば同じようになるわけではありません。あらかじめ綺麗に発色する下地を別の日に作っておく「仕込み」が行われていたり、魅力的なカラー名が後付けされていることも多々あります。大前提として、上手くいかなかった結果の動画がアップロードされることはありません。
【事前のベースカラーづくり】:
お客様の身体的負担(長時間のしんどさ)や髪へのダメージを考慮し、別日に分けてベースカラーを作っておくべきケースもありますが、YouTubeやInstagramではその重要な「仕込み工程」がまるごと省略されているケースが少なくありません。
✂️ カットの仕込み(エアタッチ等)と「時短プロモーション」の裏側
▼ タップで開く
動画の「時短」は、事前の仕込みがあってこそ成立する
例えば、近年人気の「エアタッチ(シャドールーツ)」などの技法があります。先日も美容師のお客様がご来店された際にお話ししましたが、普段あまり髪をすいていない(毛量がしっかりある)髪質では、ドライヤーの風で短い毛が浮き上がらないため、エアタッチの技法はそもそも不向きです。動画のように綺麗に仕上げるには、あらかじめ動画用に「毛量をしっかりすいておく」というカットの仕込みが不可欠になります。
こうした複雑な仕込み行程をすべて省いておきながら、あたかも「通常4かかる施術が3時間でできる」かのように見せるプロモーション動画が存在しますが、実際のサロンワークでは仕込みも含めたすべての工程をその場で丁寧に行うため、宣伝のように簡単にはいきません。
美容室BUBUでは、動画映えする派手な演出よりも、お客様一人ひとりの実際の髪の履歴と状態に合わせた、誠実で確実な施術を大切にしております。
◀ 基本料金表ページに戻る