洗い流さないトリートメントの見解
流さないトリートメントの形状や機能や『本当の使い方』について。 なぜ、洗い流さないトリートメント必要なのか。などを解説します。
- ミスト形状・・ナノ化は、濃いミスト形状も可能なことと、毛髪内部に有効成分が浸透しやすい形状。
- クリーム形状・水系と油系を乳化剤を一つにした製品です。乳化剤は、水分を奪う可能性があるので選択が重要。
- ジェル形状・・ジェル化剤にて。安定剤として乳化剤が必要なことも多々。ジェル成分が糖由来だと糖化が気になる。
- オイル形状・・ペーハーがありません。『補佐』として使用するのが本来の使用法です。
おすすめのクリーム状洗い流さないトリートメント
洗い流さないトリートメントを使う基本
毛先を中心に使用する『おすすめ使用法』などがありますが、満足のいく質感がでないことが多多。 毛髪全体のケアもできるのが良いです。
リタッチだけでも、一度カラーした部分の毛髪は酸化(サビル)している状態。 その結果、ダメージがでるのですから『なぜ毛先中心のケアでおすすめになるのか』が理解できない。
毛髪全体を意識したケアが良いです。
バージン部は、基本必要ないです。ですがヘアアイロン使う時にはヒートプロテクション機能がある洗い流さないトリートメントを使う方がより良いと思います。
トリートメントに欠かせない要素
ヘアカラーやパーマは、毛髪を酸化した状態になります。もとに戻らない毛髪になります。これを不可逆的といいます。改善するのは、極めて特定の成分・・可逆反応成分が必要となります。 サロントリートメントにも、この機能成分がないと酸化した毛髪の改善ができない。
ブブでは、この処理をそれぞれの施術にふくめています。 (この処理があると、明らかに毛髪状態が後々も良いです。ダメージ要因は他にもあります。・悩ましい!!)
プロ用トリートメントに求められる一番の要素です。
トリートメントへの期待は『艶と好みの質感!』と思います。必要な要素です。質感や艶・手触りにかかわる要素は、毛髪表面へのアプローチがメインです!『わかりやすさ』ーこの要素だけではプロのトリートメントじゃない。 プロのトリートメントは、中の改善・そしてわかりやすさです。
セルフカラーは、ダメージが顕著と感じる人もいると思います。 こういった『中の処理ができないから』酸化状態のままだからです。(パーマも同様)
酸化とは、かれるやボロボロになる事を意味します。毛髪のケラチンは極めて強靭な構造ですのでダメージ感がないと感じる期間があります。あるときからダメージを感じ始める!
美容院でも、この処理はするべきです。
洗い流さないトリートメントで重要なこと
優れた成分配合のトリートメント(サロントリートメントもふくめ)でも日々酸化するので、洗い流さないトリートメントで更新する必要があるのです。
専門的には、下記のようになります。
パーマやカラー毛は、『悪さ要因』を化学反応でキャンセルさせる必要。 そして、毛髪内部にナノ化セラミド、脂質、コレステロールなどを入れ込む事が必須条件! 抗酸化成分や金属封鎖財『キレート』が必要です。(ほかにも改善要素はあるのですが難しいので割愛します。)
VIGUSIウルフォフ-10
洗い流さないトリートメントのVIGUSIウルフォフは、おすすめです。 ミスト形状が最も浸透が期待出来ます。 ヘアオイル各種やヘアクリームは、好みの補足で髪表面のメインアプローチです。 オイルでもクリーム・ジェルでも浸透しますが、ミストに比べ有効成分を2倍程度必となります。浸透ということに対し 『製品のつくり』の丁寧さが求められます。一方、クリームやジェルは、オイル成分を多く配合出来るので質感の演出はしゃすくなります!
サラサラで落ち着かせます。購入リターンが極めて高いおすすめのミスト VIGUSIウルフォフ
洗い流さないトリートメントのヘアオイル
油(オイル)に関して・・酸化やアレルゲンを考えると毛髪用はシリコーンがもっと良いと 思います。
ただ、シャンプーには、あってもなくても、好みの選択でいいでしょう。
アンチシリコーン情報があります。その多くは毛髪への蓄積による質感への危惧と思うのですが 、シリコーンの種類によります。仮にそういう事があったとしても、取り除く成分が飛躍的に向上しています。シャンプーに配合されています。 専門的に毛髪表面へ蓄積をビルドアップといい質感が低下します。 しかし、ビルドアップを指摘するなら、殆どのトリートメントにつかわれるカチオン成分を最初に取り上げるべきです。
美容師の多くはこう言ったことを知らないかも。
*カチオン成分とは、一般に毛髪表面の滑り性を向上させるポリマー類です。
ボタニカルオイルの上をいくかも!吸着精製植物油ヘアオイル
よく『ノンシリコーン』と言う宣伝があります
シリコーンが悪いとは、その製品のオフィシャルでもいっていません。稀に有りますが。 消費者が勝手に使わない方が良い成分だと思いこんでいるだけです。巧みな宣伝と感じます。美容師もシリコーンが問題だ!と言いますが、表示成分のどれがシリコーンかわからない❗シリコーンは、『シリコーン』と表示しないのが多いからです。シリコーンは、総称だから個々に成分名があるのです。(稀に〜シリコーンという表示もあります。)
パーマも当たらない、カラーの邪魔をするといいますが本当ですか⁉原液つけて実験しても仕方ない。現実的じゃない実験で風評つくるのは問題です。
原液つけてなら、オーガニックオイルも同じようになる。
大手美容メーカーも、シリコーンへの誤解や風評を指摘しています。
余談
ヘアオイルの植物油に黄色いオイルの画像があります。化粧品原料植物油で上質な物は透明です。精製されるからです 精製にもランクはあります。精製がすぐれていると透明で油の臭いも非常に少ないです。結果、アレルゲンが少ないや酸化されにくいとなります。 *酸化に関しては、種類にもよります。
その代表に、吸着精製植物油というのがあります。PROIL(カロテノイドヘアオイル)の主剤は、この精製油がベースです。 毛量が多く、パサツキが激し方やパーマスタイルの方に向いています。
補足
食料油は、体内で分解されやすい油がほとんどで酸化しやすいものが多い。 化粧品製品では、逆に酸化されにくいものが多い。ベビーオイルの多くは、炭化水素系(石油由来)のオイルが多いのは 酸化安定やアレルゲンからの判断だとおもいます。
トリートメントの形状別特性
- ミスト形状 ・ナノ化技術が進歩しています。有効成分の浸透に優れています。 ミスト製品だから『薄い』とは言い切れないようになってきています。
ミストは、ペーハーコントロールしやすい利点とダメージした毛髪は水溶性になるので、 『なじみやすい』ので一番の選択肢となります。 ただ、製品による差が出やすい可能性もあります。
- クリーム状 ・ミストに比べオイル成分を多く混合しやすい形状です。 よって、パサつきやすい毛髪を落ち着かせやすいのです。 毛髪へ有効成分の浸透を考えるとき、ミスト形状より倍程度の有効成分を配合する必要が一般論です。 髪が落ち着き艶もでる!は良いのですが、その主体が『オイルの重さと付着だけ』では・・・。良い製品とは言えないと思います。
油と水系の混合には乳化剤が使われます。乳化剤は、水分を奪う現象もありえます。(オッシュアウト) しっかりした製品づくりが求められます。
- ジェル状 ・どのような成分でジェルにしているかが問題となる可能性があります。 成分浸透は、クリームより期待できるのが一般論です。
ジェル化剤のセルロースは、多糖類ですから毛髪用としては一考する余地があると考えています。
- ヘアオイル・ 本来、ヘアオイルは補佐です。
ヘアオイルの正しい使用法
ペーハーが、一般的にありません。
ダメージした部分は、親水性に傾いていますので、オイルでは『なじみにくい』です。 ミスト形状の有効成分に、ダメージ部を疎水化(オイルになじむ)する成分が配合されている製品(VIGUSIウルフォフ-10)を始めに使用し、ダメージ部分を疎水化する。(これだけで良い方は、ここまで)
更に、 落ちつかせたい場合などにヘアオイルをかぶせ好みを微調整します。
100%企画開発のトリートメント
この記事は、美容師が学ぶ知識を超えています。
化粧品製造会社とのコンタクトにおいて『プロ用製品の企画・処方』をしています。技術体系や『お客様に話すことが』他店様と違う!が、あるのではないかと思います。ブブ企画処方の製品を、多くの美容室様にご利用いただいていいる事実があります。
下の画像は、日油株式会社様 に使用許可をいただいたものです。他にも、許可をいただいている原料メーカー様があります。
このような画像は、美容院では通常使えないです。多くの場合、サイトで使うのは美容メーカーのプロモーション画像です。
トリートメントの在り様をよく表しています。VIGUSIウルフォフの解説に使用しています。
下図は、スキン用化粧品にも使用される抗酸化カロテノイドの生成過程です。
カロテノイドヘアオイルPROILに使用
使用許可をいただいているアスタキサンチン生成過程