ヘアカラーを詳しく/美容院のおすすめ情報
ホームカラーをされている方が多いのでアドバイス!長文です。本当に興味ある方用!
- ホームカラーをする時、時間を長く放置する方が『良く染まるとか明るくなる』という方がいます。長く置きすぎるとダメージが進むだけです。(使用法説明の時間が良いです)ヘアカラーのアルカリは髪にとり強敵です。
- 直後のシャンプーは、2度洗いをおすすめします。
トリートメント(コンディショナー)は、多めにつけ10分程度放置し流します。髪のペーハーを緩やかに戻す必要性。
グレーアッシュのモノグレー(無彩色系のグレー)ブリーチ&カラー
太陽光があたっても茶味を感じない
Before ブリーチ後、ムラシャンでグレーシルバーにされています。 綺麗ですが、ご希望は・・・。 | After バレイヤージュタイプのメッシュ 白くしすぎない抜け感も人気(ベージュ系) |
美容院でのヘアカラー時の加温
- 明るくはなります。よく染まるともいえます。(ただし、色は抜けやすい可能性)
ですが、ダメージも倍々ですすみます。化学反応は温度により加速するからです。ブブは加温の施術はしません。
カラーの明度
レベルスケール
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18
- 3〜5は黒髪(日本人の自毛)です。(1・2という黒もあります)
- 6・7・8・9このあたりが白髪対応やファッションカラーの暗めです。
- 10〜13が、ファッションカラーの明るめ(レベル)になります。
- 14〜18は、ブリーチ+カラーのレベルになります。
*ブリーチカラーは、明るい色味をだすカラーだけではなく、かなり暗い色味でも(レベルなら4・5・6・7・8)茶味を感じさせないような色味のときもあります。サイト情報では、ブリーチをしないでグレーアッシュなどとある場合、ブリーチレベルの退色を利用していることが多多あります。
- 就職活動時は、5、6、あたりが多いです。
- 明るさに『うるさい会社』の方は、6レベル〜9レベルが多くなります。
レベルとトーンの違い
学校や会社で使うレベルスケール
- レベルというのは、色味のない明るさの基準
- ブリーチで3分放・5分・8分・10分・・25分放置・・で『ぬいた明るさのレベル』です。
- 検査で使うスケールは、明るさの『ものさし』・・レベルスケール
トーンは明るさ(レベル)に色味が加わった状態
- 現実的なヘアカラーは、トーンで明るさと色味を指定することになります。
- 10レベルと10トーンでは、10レベルの方が1〜2レベル明るい。10レベルの明るさに色味が入るから、少し暗く見えるのです。トーンの方が視覚的に暗く感じます。
特にアッシュ系統は顕著です。
会社や学校で検査に使うスケールはレベルスケールです。(そう思います)9レベルまでの基準があっても10トーンのヘアカラーが出来ることでもあります。
ただし、退色すると10レベル〜もう少し明るくみえるようになります。
黒染め履歴→脱染+ヘアカラー/10トーンのグレージュ
ヘアカラー/色の特性
色味によって明るく見えたり暗く見えたりします。ヘアカラーの特徴です。一般に、アッシュやバイオレットは暗く感じます。ピンク系やオレンジ、イエローは同じレベルでも明るく感じます。トレンドのグレーアッシュは、10トーンでも7や8トーン程度にみえます。
- 本格的なグレーは、ブリーチが必要です。(太陽光下でもグレーに見えるレベル)
- カラー+カラーのWカラーでは、太陽光下では茶味が感じられます。このことから、蛍光灯下や撮影用白色光源での画像が多いのです。
特定の色味・・例えば、ブルージュやネイビー、ブルーブラックは、ベースが8レベル〜13レベル(カラーの範囲の退色)で出来ます。 - WEBやインスタでブリーチ無しでグレーアッシュとする多くは退色の利用ができる場合が多いです。
褪色に関して
- どのようなヘアカラーでも褪色はします。髪条件にもよりますが、9トーン以下は比較的色味がもちます。
- ヘアカラーは、ブリーチと色味を同時にする剤ですから、明るいトーンは『明るいレベルまでブリーチして薄い色味で明るいトーンを出す』メカニズムがあるから退色を早く感じる。(明るいトーンは、色味が薄い)色が少し取れるだけで褪色を感じるのです。
褪色があるからいろいろなカラーが楽しめる側面
イロイロな色味を楽しみたい方は、褪色があるからカラーチェンジが出来ることも知ってください。例えば、黒染めした後に明るいカラーをしても明るくならないことはご存知ですね。これが代表例です。専門的には『いろいろ』あるのですが、色素が毛髪内に濃く残っているから明るくできないのです。
黒染めとは何か!?
- レベルでいうと6以下の『地毛に近い明るさ』と思われるでしょうが、実はそうではありません。
7レベル〜9レベルの明るさがあっても色が濃く残っていると1年でも2年でも影響します。白髪対応の剤を使用すると影響されやすい。
美容師の目視では、判断しがたい部分でもあります。
ヘアカラーだけで明るくできないときは、脱染+ヘアカラーのWカラーが必要となります。
出来きることのルールがヘアカラー
- ヘアカラーには『できることのルール』があります。
美容師は、ご希望に添えるように頑張るのですが、『できることのルール』をご紹介するのは複雑すぎて文章ではあらわせないです。ヘアカラーを始めたときからず〜と!!悩ましいことです。
脱染ブリーチ+カラー+メッシュ・・髪の条件があえばカラー+メッシュのみで可能
メッシュ→カラーあるいはカラー→メッシュ どの順で施術するかは『いくつかの条件』で変わります。
お客様も知っていただきたいヘアカラーの要素
スキンのシミはなかなか取れない!
- 毛髪にあたるそれは、色素沈着・・トーンシュールトーンといいます。
染まっているということと 色素沈着した状態は違うということです。
それは目視ではわかりません。直観的に感じるときもあります。
このような時は、出来ることの枠を美容師と相談して妥協点を見つけていく必要があります。
- 美容師が上手いとか下手ということではなく『カラーの限界』のようなものが有るのです
黒染め後のシルバー
シルバー/いくらか茶味が残っている部分があります。ブリーチや脱染剤何度しても取り切れない『残留する色』です。色素沈着が影響します。(トーシュールトーン)ヘアカラーは、髪条件も必要です。ですが、綺麗なシルバーだと思うのですが・・。17レベルまでブリーチする必要があります。*色素沈着は、黒染め履歴でなくても起こり得ます。
アッシュパープル
光にあたると透き通り感は出ますが、色味が抜けてしまう。透けた感じでもアッシュを感じるヘアカラーです。この場合は、アッシュパープルがピンクアッシュに見えます
このようなカラーを『透き通り感がある』といいます。
彦根ブブ美容院のヘアカラー時の特徴
- 残留過酸化水素由来からの活性酸素を抑止
- アルカリの中和反応をアプローチします
- システィン酸というダメージ要因の生成抑止
- もう一点あります。現在対処を検討しています。
これらはシャンプー時の施術で、お客様は気がつかないと思います。(料金に入ってます)このことからカラー後の有料トリートメントを設けていません。珍しい美容院!
ホームカラーがダメージしやすいというのは、剤のつくり以上にこういったことが出来ないからだと思います。
美容院施術でも、処理は必要です。単純にトリートメントしただけではダメです。
悪さは化学反応で生成されるので、化学反応を伴う処理がないと分解できません。
完全にはできなかもしれませんが、出来るだけのことをするというのはプロの姿勢だと思います。
ヘアマニキュアに関して
髪色を季節によって変えたいと思う方は、使用しない方がよいことが多多あります。マニキュアの染料が問題になります。(目視では 判断が出来ないことも多多)
白髪に対しては、根本は完全に染まりませんが、髪が伸びてきた時に自然な感じで黒髪と馴染むので好む方も多いです。ヘアカラーよりダメージ感は少ないです。ただし、色が変えにくいので最初の相談が大切です。
カラートリートメントで、白髪対応型の製品も履歴が重なるとヘアマニキュアと同じことがいえます。おしゃれ対応型のカラートリートメントも、カラーチェンジしたいときの残留色素量の影響を受けることもあります。特に赤み系統の色素は、手ごわいです。一般に、Wカラーが必要なことが多いです。それでも取れない色素があります。
日々、カラートリートメントをお使いの場合、美容院を利用する2週間まえから使わないで色素を抜く必要があります。それでも、目視では分からない色素が影響することもあります。
白髪染めをするとき知ってください
ホームカラーでも 美容院でのカラーでも明るさを迷った時は、白髪対象のカラー剤の明るめを選択します。たとえ、綺麗に白髪をカバーできなくても修正しやすいからです。その逆の場合、暗くなった白髪対応の剤は、カラー剤だけでは明るくできないのでご自分では対処できなくなります。
最後に、ぜひお読みください。
毛染め剤に、匂いが強いものと弱いものがあるとおもいます。市販のカラー剤は比較的臭いが少ないようです。お客様から『匂いが強いのは薬が強いのでは?』とか『匂いが残るからいやだ』ときくことがあります。
カラー剤にはアルカリが使われています。アルカリには、いろいろな種類があります。
臭いがするということは、そのアルカリが揮発するから臭いを感じる!
臭いが少ないということは、アルカリが揮発しにくいから臭いが少ない!
プロ用の毛染め剤は、揮発するアルカリ剤が配合されていることが多いので『においやすい』
揮発するので毛髪に残りにくいという事であり、ダメージもしにくいということでもあります。
市販品に匂いが少ないのは、こういった事情を知らない方の毛染め剤処方だと思います。